こんにちは!nonkaです。
今回は、めずらしくお菓子ではなく、パンを焼いてみました。
「アイリッシュブレッド」というパン。
私にとっては、思い出のパンです。
発祥は、イギリスの隣にあるアイルランドという、ヨーロッパの島国。
実はわたし、数年前なんですが、この、アイルランドという国に行ったことがあるんです…!
人生初の海外旅行。
フランスでも、イギリスでも、ドイツでもなく、アイルランド。
…まさかのアイルランド!
この旅行の発案は、私の10歳年上の姉なんですが、彼女はなかなかの変わり者。
昔から、アイルランドが好きなんですよ。よくいる、オタク女子とか、歴女とか、そういう次元ではなく。
国柄とか、国民性とか、歴史とか。そういう所に魅力を感じているそうで。
もう、この人の前世、アイルランド人なのかな?とうくらいに、このヨーロッパの小国を愛しているんです。…同行させる、妹たち(私を含め、3姉妹です)の旅費を負担してくれるくらいに。
そんな、アイルランド好きな姉のおかげで、決まった海外旅行。3姉妹だけで、マハライドという都市にある、アイルランド人女性の家にホームステイをすることに…!
たった5日間ではあったんですが、私のような無知な田舎娘には、すさまじい影響をあたえました。
異国の街並みや、歴史的遺物、広大な自然、すべてが興味深いものでしたが、
私にとって最大の思い出は、やはり「食」…!
ホームステイ先の食事や、出かけ先のカフェでのランチ、ティータイム、レストラン…
なにより、ホームステイ先の奥様が、とても料理上手で!
毎日素敵な食事を用意してくれたんです。
美味しいものの記憶は、何年たっても残り続けるものですね。
なんだか脱線しまくって、なんの話をしていたんだっけ…といった具合ですが、この旅で出会ったものの一つ、それこそが、最初にでてきた
「アイリッシュブレッド」
このパン、国民食ともいえる存在のようで、本格的なレストランでも、カジュアルなカフェでも、ほんとに、どこに行ってもでてくるんですよ。
小麦の香り高く、茶色くって、モロモロ崩れて、しっとり生地が詰まってる、…なんか癖になる味わい。
最近になって、偶然このパンの名前を本で見かけまして、そうか、あの時のあのパンか…!と、記憶の片隅から顔を出しました。
そのことを、例のアイルランド信者の姉に話したところ、手持ちの本から、すぐさまレシピを送ってくれたんです。流石といいますか、持ってるのか。
こうなれば、作るしかないですよね…!
なんでも、このパン。クイックブレッド、なんて呼ばれるほど、作るのが簡単なんです。
アイリッシュブレッド、最大の特徴が、
パンなのに「発酵させない」こと。
普通、パンって、イーストを入れて、時間をかけて発酵させて膨らますのですが…このパンは、イーストをそもそも使わないそうなんです。
代わりに入れるのが、ベーキングパウダー!発酵させないので時間もかからず、まぜてそのまま焼き上げるだけ。
たった一つのボウルの中で混ぜ合わせ、家にある パウンドケーキの型で焼き上げてみました。
こんがり焦げ目をつけて、表面はカリっとしたクラスト。中はしっとりキメの詰まったクラム。
「全粒粉」を使ってるので、小麦の香りが強く、ほんのり甘い。
これだコレ。あの時食べたアイリッシュブレッド!
マグカップに、紅茶をたっぷりとそそいで!(ここポイント)
記憶に残ってる食卓の再現をしてみました。ちょっと思い出に浸りつつ、ゆったり休日のひとりランチ