今回は、フランスの郷土菓子に挑戦。
ロワール地方のピティヴィエ・グラッセを作ってみました。
「ピティビエ」というと、パイ生地にアーモンドクリームを詰めた、ピティヴィエ・フィユテ がメジャーなんですが、(これ↓↓)
今回作ったグラッセのほうは、全く別物!
バター生地の土台に、アプリコットのジャムを塗って、その上をうすーく、砂糖でできたフォンダンをコーティングするお菓子です。
コチラの方が、同じ名前のピティビエでも、歴史が古いそうですね。
日本じゃ全然なじみがありませんが、数年前、東京・高幡不動にある「パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウ」で、初めて実物を見ることができました。
シンプルな焼き菓子が並ぶ中、ひと際目をひく、真っ白なピティヴィエ・グラッセ!表面には、ドライフルーツで可愛らしく飾り付けてありました。
もちろん、食べてみたいとは、思ったんですけどね。なにぶんサイズが大きく。
絶対甘いであろう、このケーキを買う勇気はでず、泣く泣く諦めて帰りました…。
そんな、憧れのピティヴィエ・グラッセ。
最近、購入した本にレシピが載っていたので、自分で作ってみることにしました。

フランスの素朴な地方菓子 ~長く愛されてきたお菓子118のストーリー~
- 作者: 下園昌江,深野ちひろ
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2017/02/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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レシピだと、マンケ型という、ちょっと特殊な型を使っていたので、一般的な7cmマフィン型で代用してみます。
オレンジピールを混ぜた、バター生地を型で焼き上げます。
ミニミニサイズが可愛い…♡
ここに、アプリコットジャムをうすーくかけて、コーティング。
乾いたら、シロップを混ぜて、固さを調整した真っ白なフォンダンを、流しかけていきます。
これで完成ですが、ちょうど、ハーブティー用の薔薇の花が家にあったので、これで飾りつけしたいと思います!
ピスタチオと、銀色のアラザンで乙女チックにデコレーション。
完成!
これは可愛いぞ( *´艸`)
フォンダンをたっぷりかけたので、甘くなりすぎるかも…?と、思ってましたが、食べてみると、生地に入れたオレンジが爽やかで、バランスがよい甘さになってました!飾りにのせた、薔薇の花も、良い具合に甘さの調性役になってくれてます。すごく美味しい!
ついでに、紅茶の方にも薔薇を浮かべて。
女子力高めなティータイムになりました。幸せ…!